在宅ワークスペースのアート

在宅の仕事場には大事な壁が二つあり、求めるものが正反対です。たいていの助言は それを一つとして扱うので、どちらにも合わないものが机の上に掛かることになります。

背後の壁

カメラに映る壁です。自分では見ませんが、一緒に働く人は何時間も見ます。

効くのは単純な形と静かな色です。カメラは明暗差を潰し細部を 食べてしまうので、情報量の多い絵は頭の後ろでノイズになります。はっきりした形 —— アーチ、風景の帯、一本の植物 —— なら低い解像度でも読めます。

  • 頭の真後ろではなく、横に。座ってカメラを開き、片側の空間を 埋めるように置きます。真後ろだと頭から生えて見えます。
  • できればガラスを避ける。ガラス入りの額はモニターと照明を 拾います。額装するならアクリルか低反射ガラス、または少し傾けて。
  • 読める文字は入れない。読めるものは注意をあなたから 奪います。

自分が向く壁

こちらは自分のためのもので、決まりが逆になります。作業の合間に短く、一日中、 何年も見ます。細部があってよく、むしろ必要です。なければ一週間で見えなくなります。

風景がとくに向きます。画面から目を離したとき、遠さが視線の行き先になります。 顔を上げる意味はそこにあります。

高さがふだんより効きます。座っているので目線が下がります。中心を床から 115〜120 cm に。立ったときの 145 cm で掛けると、机の上ではいつも少し 高く見えます。

机まわりのサイズ

机の幅選ぶもの
100〜120 cm30 × 46 cm を一枚
120〜140 cm41 × 61 cm を一枚
140〜180 cm30 × 46 cm を二枚、または 51 × 76 cm を一枚

天板と額の下端のあいだを 25〜30 cm あけてください。モニターや照明が絵に かぶりません。

避けたいもの

  • 励ましの言葉。指示として読めてしまい、三か月目には うとましくなります。
  • カメラ側の壁に強いコントラストの図案。白飛びして視線を 奪います。
  • 小さいものを何枚も。机の壁はすでにケーブルと画面と紙で いっぱいです。

カメラ側には 単品ポスター の セージニュートラル・サンドクレイ・チャコールクリームがいちばん静かです。自分が 向く壁には ロマンティックな絵画 が 毎日の視線に耐えます。

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